40代で会社を辞めました

会社を退職してからのリアルな話

個人ビジネスを始めようと思ったら最初にやるべきこと

会社を辞めて自分一人で個人事業をやっていこうと考え始めたら、できるだけ早いうちに準備した方がいいことは何だと思いますか?

私はまっさきに「お客さんを作っておくこと」だと思っています。設備の購入でも開業届でもなく、ましてや節税対策でもありません。

すべては顧客から始まる

“お客さん第一号”の獲得には相当な時間と労力がかかります。開業する時点になってもお客さんがいない状態では何も始まりません。反対にお客さんさえ確保できていれば、その後に必要なモノやコトは自ずとついてきます。

たとえば、数は少なくても開業時のお客さんが見込めていれば、顧客の生の声はもちろん売上も確保できます。そして、顧客の声と売上さえあれば次のアクションにつなげていけるようになり、事業は回り始めます。

いっぽう、開業時にいくら素晴らしい技術や事業モデルがあったとしても、お客さんがいなければすべて独りよがりに過ぎません。その状態で開業し、後からお客さんを作り始めたとしても、何がササるのかは分からずに、結局は時間ばかりが経ってしまいます。

お客さん作りを始めるタイミングは「個人事業を思い立ったとき」、つまり早ければ早いほど良いと思います。


なお、世の中には最初に事業の器を作ってしまい、派手な広告宣伝を打って一気に集客するような考え方もあると思います。しかしあれは企業や起業家のやり方であり、ヒト・モノ・カネに相当な初期投資が必要です。資金力があるから賭けができます。
(もしもそのような事業を目指しているようであれば、他のサイトにもっと有益な情報があります。このサイトでは、中高年が自分一人でスモール事業を続けながら、会社に依存することなく必要十分以上の暮らしができる、そんな幸せな生活の実現をコンセプトにしています。)

私のイタい経験

私の経験談になります。ご興味があればお読みください。

私の場合、漠然と将来のことなどを考えたりして、会社に依存しない生活ができたらいいな、と思い立ち会社を辞めました。もちろんお客さんなどいない状態です。

初めのうちは、あれこれと事業の形を考え、思いつくままにやってみたものの全くダメでした。ようするにお客さんがいないから何がササるのかわからないのです。
いろいろやりました。ホームページやらWEBアクセス解析やら、SNSもやってみました。おまけに自宅オフィスもきっちり整備してみました。しかしどれも自己満足に過ぎません。

あっという間に一年なんて過ぎてしまいます。そして収入のことが不安になると焦りも出てきます。

その後いろいろと試行錯誤を重ねる中でようやく“お客さん第一号”に出会い、その実績を元にして次の実績を作り、と繰り返すことで開業に至りました。振り返えれば、もっと早い段階からお客さん作りに専念しておくべきでした。

自戒も込めて繰り返しになりますが、会社を辞めて自分一人で事業をやっていこうと考え始めたら、まずは顧客作りにチャレンジすべきだと思います。その他のことは後から何とでもなりますので。

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