40代で会社を辞めました

会社を退職してからのリアルな話

個人事業だからこそ事業計画を作るその訳とは

以前の記事では「個人ビジネスを展開する際には計画を立てるだけでは何も進まないので“やりながら試す”ほうがいい」とおすすめしました。

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とはいうものの、開業して実際にビジネスが回りはじめてからは、たとえ個人ビジネスであっても事業計画はしっかりと作るべきだと思っています。

つまり、事業計画のみでは何事も起きないけれども、ビジネスが回転したら事業計画を作って運用することは効果的である、ということになります。

以下は私の経験です。ご興味あればお読みください。

個人事業でも事業計画書を作る理由

私が事業計画を作成する目的は、自分のビジネスの道しるべを作るためです。
実際、事業計画を作るようになってからは、“やるべきこと”がハッキリするので都度余計なことに頭を使わずに済むようになり、ビジネスにより集中できるようになりました。

私の事業計画の使い道は2つあります。

1. 現在うまくいっているのかを判断する

売上や利益はもちろん、それ以外の数値(たとえば、目標5社、10件 など)や、数字にできないようなこと(たとえば、味噌のコクを改善する など)の実績が一目で分かるような状態にして、1年が終わった時にどこまで行けたのか、できるだけ客観的に評価するようにしています。

2. 次にやるべきことを確認する

頭の中であれこれ考えているだけのことを実際に書き出して、内容を整理したり検証したりします。そして「ビジネスがうまくいっているのかどうか」の実績と評価を元にして、もっと強化することや止めることなどをハッキリさせ、次にやるべきことを“目標”という形にして来年のビジネスの道しるべを作るようにしています。

事業計画書の運用方法

作った事業計画は「目標 > 実績 > 目標 > 実績...」と繰り返し確認しながら、自分のビジネスをより良い方向に導けるようにします。

なお、その年の事業計画はクリアファイルに入れていつでも見られる場所に置いておき、仕事の前に確認するようにしています。いつも確認していないと簡単に忘れますので。

事業計画のスケジュール感と手間

事業計画のスケジュール感は、作成が年末年始に1回のみ、うまくいっているかどうかのチェックと見直しが年に3回(3ヶ月に一度)、実績の評価は年末年始に1回だけとなります。

それ以外のタイミングでは特に何かすることはなく、できるだけ機械的に動くようにしていますので、手間がかかると思うことはありません。

事業計画書に書く内容

事業計画の内容は、自分のビジネスの内容や状況に合ったもので十分です。難しくする必要もなければ立派にする必要もまったくありません。凝ったものを作る時間はもったいないと思います。
ようするに自分が解ればいいだけです。私は当初、裏紙に手書きでした。しかしそれだと後になって何が書いてあるのか読めなくなるので、現在はExcelで簡単に作っています。

なお、事業計画の項目を考える作業は「自分が何を重要視しているのか?」がハッキリ明確になりますので、ぜひご自身で実施されることをおすすめします。

ちなみに、現在私が事業計画に設定している項目はこんな感じです。

項目 書くこと
前年の総括 A〜Eの5段階評価
3ヵ年目標 一言で表す言葉+数字目標/達成率
今年の基本方針 一言で表す言葉(箇条書きで1〜3つ程度)
今年のやること目標 一言で表す言葉(箇条書きで1〜3つ程度)
今年の数値目標① 売上、利益、キャッシュフロー/達成率
今年の数値目標② 上記以外の数値/達成率
今年のやることのスケジュール 月単位で何となく