「首都圏〜九州」の旅程や移動距離、実際にかかったお金、持ち物などをまとめました。
旅程
かかった日数:13日間
移動手段:軽自動車とカーフェリー
宿泊回数: 12泊
- テント泊 8回
- ビジネスホテル 1回
- 民宿 1回
- 車中泊 1回
- カーフェリー泊 1回
ルート
総走行距離: 3,641km (予測 3,510km 差異 +131km)
1. 首都圏
出発して東名高速道路を西に進む〜
2. 近畿地方
三重県 → 和歌山県 → 大阪府 → 兵庫県(淡路島) →
3. 四国地方
徳島県 → 高知県 → 愛媛県 → (カーフェリー) →
4. 九州地方
大分県 → 宮崎県 → 鹿児島県 → (カーフェリー) → 熊本県 → (カーフェリー) → 長崎県 → 佐賀県
5. 首都圏
〜カーフェリーで横須賀港に戻る
はじめは軽自動車でのロングドライブが本当に大丈夫かどうか、いささか懐疑的なところもありましたが全く大丈夫でした。というよりも快適ですらありました。
特に以下の面で軽自動車にして良かったと思っています。
- 燃費の良さ
- 有料道路の料金の安さ
- 小回りの良さ(土地勘のない山道の通行時など)
- ノンビリ走ると気持ちいい
反対に不便だったところを強いてあげるとすれば、軽自動車に限らずクルマの移動だと雰囲気のいい街で酒が飲めなかった事ぐらいでした。
かかったお金
合計187,820円 (予算 210,000円 差異▲22,180)※軽自動車の購入代を除く
全体としては、ほぼ予定通りの金額に収まったと思います。1日あたりの平均としては約1万5千円かかりました。
かかったお金の内訳
移動
ガソリン代: 30,411円(給油12回)
有料道路代: 31,280円
カーフェリー代: 53,070円
ガソリンは毎日給油しました。軽自動車の場合、燃料タンクの容量が小さいのでバイクの感覚に近いです。また、次の観光エリアまでの移動はできるだけ有料道路やカーフェリーを使って時間を稼ぎ、目的地に到着してから下道をドライブするようにしていました。
すべて一般道だけを使って移動するようであれば、費用はもっと安くできると思います。(その分、日数もかかりますが)
泊・食・浴
宿泊代: 22,290円
飲食代: 34,412円
入浴代: 3,150円
宿泊費はキャンプ場のテント泊と車中泊だけであれば1万2千円程度です。途中でビジネスホテルと民宿に泊まりましたので予定よりもお金がかかりました。
飲食や入浴にかかったお金は、当初からご当地に良さそうな所があれば何も考えずに行こうと決めていたので、まぁこんなものかなと思います。
遊び
観光: 1,070円
駐車場: 3,230円
日によっては移動時間が長く、あまり観光地に立ち寄れなかったので、もう少しゆとりのあるスケジュールにしてもよかったような気がしています。
ほとんどの観光施設は駐車場が無料でした。
その他
コンビニのちょっとした買い物、コインランドリー、土産代など: 8,907円
持ち物
持って行った物は概ね何らかのシーンで役に立ちました。
※パソコンの場合は画像をクリックすると「持ち物リスト」が拡大表示できます
意外に役に立ったもの
箱買いのペットボトル
道中わざわざ飲料を買うのは面倒だと思い、カインズで緑茶とミネラルウォーターを箱買いして半々づつクルマに積んでおきました。
いちばんのメリットは飲料確保が無計画で済むことだと思います。喉が乾けばいつでもすぐに飲めますし、テント泊の時にドリップコーヒーを入れたり朝食のカップヌードルを食べる際にも役に立ちました。
ガスコンロ・OD缶
いつでも好きな時にお湯を沸かせるので役立ちました。テント泊をしていると冷たい物は無くても困りませんが、温かい物は欲しくなりますので何かと重宝しました。
カトラリーセット
ゴミが増えるのも困るのでテント泊の際には自前のカトラリーを使うようにしました。
メッシュバッグ
ダイビング用のメッシュバッグです。夜露や寝息で結露したテントをクルマのルーフキャリアに乗せて乾燥させるためにちょうどよかったので購入しました。テキトーに丸めてバッグに放り込むだけで済むのでわざわざテントを畳む手間が省けました。
折りたたみ傘
雨の日の観光はもちろんですが、テント泊や車中泊でトイレに往復する時にもずぶ濡れにならずに済むので、快眠のためには不可欠でした。
スリッポンシューズ
随分前に買ったスリッポンシューズがあったので念のため持って行きましたが、テントから出入りする際にとても役立ちました。毎度スニーカーを履くのも面倒ですし、足場がよくない場所でのサンダル履きはイマイチです。
スリッポンシューズにもタイプは色々ありますが、キャンプ場で履くのであれば靴底が硬いこと、必要に応じて踵を覆える安全な造りになっていることがポイントだと思います。
ウェス類
我が家に着古したTシャツを裁断したボロ布がたくさんあったので、ごそっと持って行きました。キャンプ場にいるとどうしても汚れ物が増えてしまうので助かりました。
コンビニ袋
モノタロウで100枚入りの商品を買っておきました。長旅をしていると車内の荷物が散らかってきます。ゴミ、道具、洗濯物などいろいろな物を分別して整理するのに役立ちました。
あると良かったもの
シャンプー・ボディソープ
スーパー銭湯をイメージしていたので用意しませんでした。しかし一部の温泉施設やキャンプ場のシャワー室には置いておらず、途中で"旅行用ミニパック"的なものを購入することになりました。
虫除けグッズ
虫のことなど全く気にしていませんでしたが、途中のキャンプ場でブヨに食われ大変な目に会いました。やはりキャンプに虫除けグッズは必需品なのかもしれません。
ちゃんとした枕
テント泊の際、"コンパクトに畳める膝掛け"を枕の代わりにしていましたが、マットレスの上でズレまくります。結局、手荷物にジャケットを巻き付けて、その上に寝るようにしました。マットや寝袋にきちんと固定できるアウトドア用の枕があったほうが良かったように思います。
結露取りグッズ
悪天候の車中泊の際、窓ガラスの内側がびしょ濡れになります。窓も開けられませんので。何か良い対策方法があるのかどうか調査中です。
まったく使わなかったもの
トイレットペーパー
どのキャンプ場にも必ず完備されていましたので1mmも使いませんでした。ただ、クルマに乗せておいて困る物でもないので、次回の旅の時にも一応持って行くつもりでいます。
水のいらないシャンプー
我が家の防災備蓄にあったので持参しました。しかし毎日どこかしらの温泉かスーパー銭湯に行きましたので全く出番なしでした。
食器用洗剤・スポンジ
こちらも炊事場のあるほとんどのキャンプ場に完備されていました。また、そもそもキャンプ場で調理はしないので、洗い物といってもせいぜいマグカップとマイ箸程度で一度も使うことはありませんでした。
ダウンベスト・防寒ジャケット
知らない土地の寒暖差(特に山間部)がよくわからなかったので用意しました。しかし寒いどころか連日30度超えの気候で、寝袋さえ敷き布団になる程でしたのでまったく出番はありませんでした。次回は日本海を北上する予定なので、念のため持っていくつもりでいます。
登山用の万能ナイフ
何かを切るとか、ネジを回すとか、缶詰を開けるとか、そんなシーンを想定して準備しました。しかしフツーの生活圏内に居てそのような場面に出くわすことはまったくありませんでした。
お気に入りのスポット
観光地
室戸阿南海岸国定公園(徳島県)
海沿いの地形や植物など、自然の姿を十分に観察することができました。
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吉野ヶ里歴史公園(佐賀県)
広大な土地に弥生時代の暮らしぶりが再現されおり想像をかきたてられます。
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飲食
淡路島バーガー Red Wagon(兵庫県)
実に美味いご当地バーガーでした。個人的には別の日に食べた"佐世保バーガー"よりもこちらのほうが好みです。
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鶏白湯ちゃんぽん かいの 糸島本店(福岡県)
濃厚だけれどもしつこくない、鶏だけれどもガラガラしていない。優しい味わいもお店の雰囲気も最高でした。後日、関東に戻ってからいくつかの"鶏白湯"を食したものの、今のところこちらに勝るお店には巡り合っていません。
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キャンプ場
キャンプ場の場合、印象はやはりお天気に左右されると思います。そのような中で気持ちのいい時間を過ごせた場所は以下になります。
有料キャンプ場:ふれあいの宿 遊遊NASA(徳島県)
海沿いの断崖の上にあるなだらかな丘にテントが張れます。ファミリー向けの雰囲気ですが、平日であればノンビリした時間を過ごせると思います。
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無料キャンプ場:浜尻キャンプ場(鹿児島県)
こちらも海沿いのキャンプ場です。天候が穏やかであれば、波の音を聴きながら静かに過ごせる場所です。ちなみに私はブヨに食われましたので虫除け対策は必須かと思われます。
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風呂
紫尾温泉 神の湯(鹿児島県)
何の飾りっ気もない最高の温泉です。とにかくお湯がすばらしいです。温泉の効能かどうかわかりませんが、入浴後は身体がホカホカのツルツルになりました。こちらの温泉は「紫尾神の湯キャンプ場」から歩いて2〜3分で行ける場所にあります。
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まとめ
旅の意義について考えてみると、旅のゴールに何かがあるわけではなく、道中のさまざま出来事、つまりプロセスにこそ意味があるのではないかと思います。
自分にとって良いこともあれば悪いこともあり、望んだこともあれば望まないこともある。それらを全部ひっくるめて「今」を大切に受け止めてみる。そうした積み重ねがプロセスを豊かにし、新しい発見にも出会えるような気がする。そんな今回の旅でした。