日本一周の5日目は、高知県の沿岸を経由して四国カルストを目指します。
徳島県
天気は西から下り坂のようです。雨が降り出す前にテントを撤収して「漁火の森キャンプ場」を出発です。
クルマで走り出してからすぐに雨が降り始めました。
高知県
甲浦駅
以前テレビで観たDMVが変体する瞬間を見物するために阿佐海岸鉄道の甲浦駅に寄り道します。
昨夜調べておいた運行ダイヤに合わせてしばらく待っているとDMVが到着し、バスから鉄道に変化する様を間近で見ることができました。
DMVに満足したところで次の場所に移動します。
室戸阿南海岸国定公園
今回ぜひ行ってみたかったスポットのひとつが「室戸阿南海岸国定公園」です。
複雑な地形と亜熱帯植物が手付かずに近い状態で保存されており、また整備も行き届いています。
非常に見応えがありました。
私以外にはもう一人若い方がいるだけの貸切状態でしたのでじっくり観察できました。
私の写真テクニックではなかなかその良さをお伝えできないことが歯がゆい限りです。自然や植物に興味ある方であれば絶対におすすすめの場所です。
東津野村
今回の旅の途中に是非とも立ち寄りたい場所があります。中学3年生の夏休み、私のクラスメートの叔父さんの住む高知県に一緒に行きました。もう数十年前の思い出です。
記憶に残っている「高知の東津野村」というキーワードを頼りに早速、捜索を開始します。
まずは「津野町ふるさとセンター 風車の駅」でランチをいただきつつ、地元の人に聞き込みを行います。
こちらではカツ丼を注文しましたが、かなりのボリュームで満腹以上になりました。
お店の方に「高知の東津野村」について尋ねたところ、町村合併によりとっくの昔に東津野村はなくなり、現在はもっと広い範囲が“津野町”になっている、とのことでした。さらに「私もよくわからないけど、元の東津野村はもっと上のほうかもしれない」との情報が得られました。
その後、過去のおぼろげな記憶を頼りに、いくつかの側道などにも下りてみましたが、結局見つけることはできませんでした。
残念ですが捜索も時間切れになりましたので、次の場所へ移動します。
愛媛県
本日は四国カルストにある「姫鶴平キャンプ場」でテント泊の予定です。
四国カルスト − 姫鶴平キャンプ場
道中、何も見えなくなってきました。濃霧です。しかし行ってみないことには分かりません。
さらに何も見えなくなりました。 10メートル先の様子がまったくわからないレベルです。
さすがにこの場所でテントを張るのは如何なものかと思い、行き先を変更します。車中泊するような場所でもなさそうですし。
とりあえず明日のルートに都合良さそうな場所の八幡浜に向かうことにしました。
すぐに「ス-パ-ホテル八幡浜」に電話したところ、一室だけ空きがあるとのことなので、本日の宿が確定です。
四国カルストは今回の旅で楽しみにしていた場所のひとつでした。いずれまたの機会に訪れたいと思います。
ス-パ-ホテル八幡浜
下界に進むにつれ、だいぶ霧が晴れてきました。すでに雨も止んだようです。
先ほど電話予約した「ス-パ-ホテル八幡浜」に到着です。
この日の宿泊料金は6,800円でした。実のところ「一室だけ空いておりました」は、よくある応対マニュアルのひとつかと訝しんでもいましたが、到着してみると駐車場もフロントも激混みでした。
こちらのビジネスホテルにはコインランドリーもあったので、溜まった衣類も洗濯できてラッキーでした。
洗濯機が回っている隙に夕食タイムです。
八幡浜ちゃんぽん ロンドン
商店街をぶらぶらしながら見つけたお店「八幡浜ちゃんぽん ロンドン」に入ります。
こちらでは八幡浜ちゃんぽんとハーフサイズの焼き飯をいただきました。
実はランチを食べ過ぎた割にはお腹が空いていたらしく、すぐに平らげてしまいました。大変美味しかったです。
今回、四国に来て思うこととして、何か“空気感”みたいなものがいいんですよね。どこに行ってもどの場所を走っても穏やかと言いましょうか、殺伐としていないとでも言いましょうか。
あまり天気に恵まれず、予定した場所すべてには行けませんでしたので、いつか機会があれば四国一周にもチャレンジしたいと思います。
宿に戻りコインランドリーを覗いてみると、ちょうどあと数分で洗濯が完了するところでした。数日ぶりにベッドで睡眠です。
本日の移動距離:およそ320km